こんにちは。
今回は「シャーマンキング」について。
知ってる方も多いと思います。
ジャンプ黄金期に連載していた漫画で、アニメ化やゲーム化もされており名作と言って良い作品ですよね。
ただ最後は打ち切りのため物語を畳まず変な所で終わっていたりする迷作でもあるのです。
しかし完全版で素晴らしいラストを迎えているので「知ってるけど完全版は読んでない」「普通に読んだことない」人はぜひ完全版を読むことをオススメします。全力で。
シャーマンキングのどこがそんなに魅力的なの?
魅力その①
・特徴的なキャラクターデザイン
この作者の癖というか…非常にショタ感が強いです。
メインの5人の戦士はもちろん敵も味方もショタ・ロリばっかです。
上半身裸のシーン多いんです。
カワイイからいいんです。
あとロボットや機械などのデザインが独特ですね。
神クラスの霊やオーバーソウルのデザインのセンスはぶっちぎってます。
絵はすごくキレイで読みやすいのにデザインに独特なセンスが感じられるなんて珍しいですよね。
(もちろん例外もあります)
魅力その②
・2つめは雰囲気、世界観ですかね。
主人公・麻倉葉の「ユルイ」スタンスに影響されて人生狂わされた人も多いのではないでしょうか?
脱力系主人公の元祖と言っていいと思います。
それにより「熱血」=「ダサい」みたいな式を定着させてしまった作品の1つでもあるような気がします。
戦闘シーンでは巫力(ふりょく)というドラゴンボールでいう戦闘力的な数値も出てきますが、その他の要素が多く関わってきます。
最終的には心の強さ的なものに落ち着くのですが、「心が折れなければ」=「負けを認めなければ負けじゃない」みたいなライブ感溢れる最高の雰囲気を味わえます。
ラスボスを「倒す」のではなく「矯正させるEND」にしたのも新鮮です。
そうでもしなきゃ終われないほど強くしちゃったんですラスボス。
魅力その③
3つめはパワーバランスです。
前述の通りラスボス強すぎるんです。
そして‼主人公弱いんです‼
ラスボスの巫力125万に対して主人公は10万8千です。
主人公のライバル的ポジションの蓮は10万1です。
さらに弱い。
ラストバトルまでに死んだり生き返ったり沢山準備して修行してコレです。
巫力だけでは勝負は決まらないとは言いましたが限度はあります。
その他にも途中から仲間になったチョコラブが味方陣営では1番強かったり裏切ったリゼルグが2番目だったりとなかなかのチョイスですよね。
しかし主人公の葉にはめちゃくちゃデカイ器と焦らない&諦めない深い心があるので結果最強ですよと。
巫力だけ強い大人なんかはヒドい扱いです。
きっと沢山努力しただろうに。
自分の天井が見えてしまったらアウト的な説明があったりもしました。子どもに託すしかないと。
エヴァは子どもしか乗れない的な感じですかね。
そんなこんなで絶妙なパワーバランスを生み出してます。
個人的にはこのパワーバランスが作品のキモな気がしてます。
それと同時にどうしてもフィーリング重視な描写が多くなるのでテンポがダレるとこもチラホラ。
その辺が人気低迷に繋がったと予想。
単行本一気読みだと気になりませんよ。
魅力その④
4つめはネーミング。
前回紹介した「マテリアルパズル」でも言いましたが僕はとにかくネーミングセンスを重要視するみたいです。
何と言っても「技名」です。
- 阿弥陀流 無無明亦無
- 九天応元雷声普化天尊
- 中華斬舞
- ネイケフイケキロロ(どことして何一つ非の打ち所のない力)
- 真空仏陀切り
- 爆パンダ
う〜ん…………いいね‼‼
漢字だらけ&ダジャレ時々テキトー。
センス炸裂です。
(後にこのセンスはBLEACHに引き継がれます)
長くなったのでこの辺で。
最後に女の子キャラまじタイプです。
アンナさんとマリオン・ファウナちゃんは僕の青春でした。
あと恐山ル・ヴォワールの空気感が最高なのだけは伝えておきます。
だいたい漫画でポエム書きだしちゃったら終わりなものが多いですがコレは名作すぎる。
マタムネ泣けます。
以上‼