どうも。
今回は僕の愛する漫画。
「マテリアル・パズル」についてです‼
知ってる人……いるんですか??
僕の周りには誰もいません。
こんなに熱くのほほんとしたナイスなファンタジー漫画なのに……
ネット上では結構「好き」って声があったりするんですが実際のところ人気はどんなもんなんすかね?
あらすじ
100余年前、ある惨劇に巻き込まれたことで、不老不死の身体に魂を共有することとなった3人が、魔法という力と仲間達を得て、背負った罪を償うべく、惨劇を起こした者との闘いに身を投じていくバトルファンタジー。
↑
Wikipediaより引用
うん、これだけ読んでも全く入ってこないですね。
自分的に説明すると、
「ティトォ」「アクア」「プリセラ」の3人が主役のファンタジー巨編です。
3人が昔住んでいた国が「グリ・ムリ・ア」というおばちゃん(ラスボス)によって滅ぼされます。
そのとき何故か3人の魂だけが合わさり1つの身体にin the body、死ぬたびに入れ替わる=不老不死になってしまう。
「グリ・ムリ・ア」の真の狙いを阻止すべく3人は不老不死という膨大な時間を修行にあて魔法(マテリアルパズル)使いになり戦う……
キュッと纏めるとこんな感じですかね??
一見、超がつく王道のファンタジーバトル漫画に見えるでしょうが魅力はそこだけではありません。
マテリアル・パズルの魅力
・魅力①「主人公」
まず主人公が入れ替わります。
この2作と並ぶだけで名作ということが分かるでしょう。
しかしそのドラゴンボールとジョジョですら主人公の変更は「章ごと」という区切りがあります。
マテリアル・パズルは違います。
病気で死に、戦いで死に、あげく自殺するたび替わります。作中では「存在変換」と言いますが早い話死にます。
・魅力②「絵柄」
現在マテリアル・パズルは大きく分けて三部作です。
1〜8巻の1部、9〜20巻の2部、現在モーニングで連載が再開した3部です。(0章とかもあったりするが割愛)
第1部の絵……くっっっっっっっそ下手です。
味のある絵とかではありません。
これが連載できた少年ガンガンってどーなん?ってくらいの凄い絵です。
↑キメ顔でこれです。けっこう気合い入れて描いたはずのコマです。
面白いっすよね。変な意味じゃなくて。
2部からは安心してください。
上達具合が半端じゃないです‼(でも冷静に見たら下手です)
が、味がある絵と言えるレベルまで持ち上げてます。ちゃんとベタを塗っているだけで超読みやすくなるんですね。漫画家すごい。
(あの絵で普通に読めたってことは構図とかデザインは良かったってことなんかな…)
※新装版では大規模な修正がされており下手な頃の絵ではなくなっているようです。
個人的には昔の単行本をチェックしていただきたい。
↑今の絵柄はこんな感じ。
・魅力③「ネーミングセンス」
僕がこの漫画の魅力を1つだけあげるのならば…………
それは間違いなく「ネーミングセンス」です!!!!
僕はこの漫画に出てくるキャラや技の名前がマジで大好きなんです‼
まず主人公の「ティトォ」って何やねん。
魔法の名前「ホワイトホワイトフレア」って何やねん。ダサい。
ラスボスの名前「グリ・ムリ・ア」ってどっから出てきたん?センス爆発よこの名前。
最初の敵は「阿白(アビャク)」です。
早速漢字です。世界観よ…。
第1部のボス「ジール・ボーイ」の魔法の名前は「三獅村祭(さんしむらまつり)」です。
カタカナと漢字のコラボレーション。
口に出すと気持ちいいです三獅村祭。
主人公達を裏で狙う敵の参謀的キャラは「アダラパタ」といいます。
アダラパタて……
魔法の名前は「極楽連鞭(ごくらくれんべん)」うん、かっこいい。口気持ちいい。
他にも「真紅虎龍牙(しんくこりゅうが)」や「妖老裸骨蛇(ようろうらこつじゃ)」「四閃三獄(しせんさんごく)」なんかがあります。
口が気持ちいいですね。「仙里算総眼図」とかね。
凝った名前ばかりかと思いきや「メテオン」「オーライーター」など2秒で思いつくようなやつもあります。このギャップよ。
・魅力④「ストーリー」
王道のバトルファンタジーかと思いきや結構尖った作りになってます。
ざっと挙げると、主人公の魔法が回復型だったり、ラスボスが女神と名乗っていたり、道中の敵は女神に騙されるような形で操られていたりと細かい工夫が見て取れます。
バトル漫画ではありがちのトーナメント戦でも1vs1vs1の三つ巴戦だったりします。
ギャグ漫画出身の作者なので合間合間のギャグも冴えてます。
結構古い漫画でありながら古典のようなストーリーではなくしっかり時間をかけて練り込まれた&少しズレた中二的センスが合わさった名作だと思っております。
めでたく連載再開
そんなマテリアル・パズルですが、
2009年から連載が止まっていましたがこの度雑誌を変えて再始動です‼
第1巻も出てます‼
僕は今日買ってまだ読んでません‼
買っただけで嬉しくてこの記事書きました‼
とにかく連載再開してくれてありがとう‼
モーニングありがとう‼
以上‼